なぜ企業はチームビルディングを行うのか?

ビジネス考察

飲み会、運動会、チーム合宿、マシュマロチャレンジ

正直言っていいですか?

キモくないですか?

いや、別に仲良くするのが悪いとは言ってない。でも「仲良くしなきゃいけない空気」って、なんかお遊戯会っぽくて気持ち悪い。

フリーランスエンジニアの俺から見ると、『これ、何のためにやってるの?』って疑問しかない。

契約書に「チームビルディングイベントに参加すること」なんて一言も書いてないし、そもそも成果物さえ納品すれば人間関係とか関係ないじゃん。

でも正社員の友人に聞くと、「まぁ仕方ないよね…」って諦めてる。

この違和感は一体なんなのか?

今日はその正体を、徹底的に言語化してみる。

  1. チームビルディングとは?
  2. 企業に必要以上の仲間意識は不要な理由
    1. 理想的な組織に必要なのはこの3つだけ
    2. Amazonの「Two Pizza Team」
    3. プロスポーツチームも同じ
    4. むしろ距離感が近すぎると、無駄なコストが増える
    5. IT系の現実がこれを証明してる
    6. 必要なのは「適度な距離感」
  3. では何故チームビルディングを行うのか? 仮説を立てた
    1. 構造はシンプル
    2. 証拠っぽいデータ
  4. 成熟企業のチームビルディング:NetflixとAmazonの場合
    1. Netflixの実態
    2. Netflixの有名な言葉
    3. Amazonも同様
    4. なぜNetflixとAmazonはチームビルディング不要なのか?
  5. 欧米を例にメンバーシップ型とジョブ型の違い
    1. 日本(メンバーシップ型)
    2. 米国(ジョブ型)
    3. フリーランス(日本国内でも)
  6. 日本企業の本音:「ダメだけど、いないよりマシ」
    1. ある中堅社員の話
    2. つまり、チームビルディングの真の目的
  7. チームビルディングの今後。AIでパラダイムシフトが起きてる!?
    1. AIが変える労働市場の構造
    2. 企業の採用戦略が激変する
    3. するとどうなるか?
    4. なぜコミュニケーションコストが減るのか?
    5. 「正社員なのに実質ジョブ型」が実現する
    6. すでに意識は変わり始めてる
    7. なぜ優秀な若者はジョブ型を求めるのか?
    8. 2つの未来
    9. 結論
  8. 最後に:これは本当に良いことなのか?
    1. 仕事は人生の「一部」であるべき
    2. しかし、実力主義と成果主義の分断が進む
  9. 【追記】
  10. 【参考文献】

チームビルディングとは?

まず定義から。

チームビルディング(team building)とは、メンバー間の信頼関係を築き、協力して目標を達成できる強いチームを作るための活動や取り組み全般のこと。

アイスブレイク系

  • 自己紹介ゲーム
  • 「2つの真実と1つの嘘」

コミュニケーション系

  • マシュマロチャレンジ(スパゲッティで高いタワーを作る)
  • バックトゥバック描画(背中合わせで指示を出し合って同じ絵を描く)

信頼関係構築系

  • トラストフォール(後ろに倒れて仲間が受け止める)
  • オフサイト合宿
  • 社内運動会

一般的には「チームの生産性向上のために必要」とされている。

……本当に?

企業に必要以上の仲間意識は不要な理由

結論から言うと、「必要以上の仲間意識」は不要だ。

必要なのは信頼できる「仕事仲間」であって、「友達」ではない。

理想的な組織に必要なのはこの3つだけ

本来、会社が機能するために必要なのは:

  1. 明確な序列(誰が意思決定するか)
  2. 明確な役割(指示・管理する側 / 作業する側)
  3. 適切な評価と給料(成果に見合った報酬)

これさえあれば、理論上は組織は完璧に回る。

Amazonの「Two Pizza Team」

Amazonが有名にした組織論に「Two Pizza Team(ピザ2枚で足りるチーム)」がある。

  • チームは5-8人まで
  • 役割が超明確(誰が何を決めるか一瞬でわかる)
  • 目標(KPI)が数字で定義されてる
  • 成果が出れば給料上がる、出なければクビ

余計な会議もなし、雑談もなし。でも生産性は業界トップクラス。

必要なのは「仲良し」じゃなくて「明確な構造」だけ。

プロスポーツチームも同じ

  • 監督が指示を出す(序列)
  • 各選手のポジションが明確(役割)
  • 成績で年俸が決まる(評価と給料)

プライベートで飲まないし、むしろ仲悪い選手同士もいる。でも試合では完璧に連携する。

なぜなら「何をすべきか」が明確だから。

むしろ距離感が近すぎると、無駄なコストが増える

逆に、必要以上に仲良くしようとすると:

1. 無駄なコミュニケーションコストが爆増

  • 「ちょっと相談いいですか?」が増える
  • 本来メール1本で済む話が、雑談20分になる
  • 会議が「意見交換」という名の無駄話大会に

2. 「空気を読む」コストが発生

  • 「あの人、今機嫌悪いから後にしよう」
  • 「断ったら関係悪くなるから…」
  • 正しい指摘ができなくなる

3. 評価が歪む

  • 「仲いいから」で甘くなる
  • 「なんか嫌いだから」で厳しくなる
  • 成果じゃなく人間関係で評価される

結果、生産性が下がる。

IT系の現実がこれを証明してる

まともなIT企業では、こんな感じで回ってる:

  • Jira / Notion でタスク管理完璧 → 「誰が何をやるか」が一瞬でわかる
  • デイリースタンドアップ で進捗共有(15分で終わる) → 余計な雑談ゼロ
  • Slack / GitHub で非同期コミュニケーション → 「今話しかけていい?」みたいな気遣い不要
  • Definition of Done でゴールが明確 → 曖昧な「頑張りました」が通用しない

これで生産性MAX。

エンジニアの本音:

  • 「スタンドアップ以外で話しかけられるのマジで嫌い」
  • 「1on1? 給料上がらないならいらない」
  • 「心理的安全性とか言われても、黙ってコード書かせてくれ」

余計な人間関係、むしろ邪魔。

必要なのは「適度な距離感」

俺が理想とするのは、こういうチーム:

  • あの人は返信遅いから早めに連絡しとこう
  • あの人は細かいから資料はこう作った方がいい
  • 困った時は「あの人に聞けば解決する」ってわかる

これがわかってるだけで、ストレスが8割減る。

ベッタリ仲良しになる必要は全くない。ただの「信頼できる仕事仲間」になれれば100点。

じゃあなぜ、多くの企業は未だにチームビルディングに熱心なのか?

では何故チームビルディングを行うのか? 仮説を立てた

フリーランスエンジニアの俺が、何年も感じてきた違和感の正体。

それは、

「チームビルディング = 給料で釣れない会社の苦肉の策」

という仮説だ。

構造はシンプル

キラキラベンチャー企業の内部ロジック:

  1. 優秀なエンジニアを採用したい
  2. でも給料は年収600-700万しか出せない(本当は800-1000万必要)
  3. でもすぐ辞められたら困る
  4. そうだ! 給料以外の価値を作ろう
    • → チームビルディング連発
    • → 「ここは家族だよ」ムード演出
    • → フリードリンク、おしゃれオフィス
    • → 居場所感で繋ぎ止める

証拠っぽいデータ

実際に相関関係が見える:

  • スタートアップの離職率: 20-30%(大企業の2-3倍)
  • 「チームビルディング多い会社」の平均年収: 580-650万
  • 「チームビルディングほぼない会社」の平均年収: 800万以上

OpenWorkやX(Twitter)でも、「チームビルディング多い会社 = 給料安いフラグ」は、エンジニア界隈で共通認識になりつつある。

つまり、「給料で勝負できないから、感情で釣る」これがチームビルディングの正体だ。

……でも例外もある。例えば、NetflixAmazon

成熟企業のチームビルディング:NetflixとAmazonの場合

「給料で釣れない企業がチームビルディングで誤魔化す」理論。

でも逆のパターンもある。NetflixAmazonだ。

Netflixの実態

項目内容
給料業界最高水準(他社より意図的に高く設定)
チームビルディングほぼゼロ
評価超厳格な成果主義(ダメなら即解雇)
企業文化「自由と責任」

Netflixの有名な言葉

Netflixのカルチャーデック(企業文化を明文化したスライド)にはこうある:

「We’re a team, not a family.」 (我々はチームであって、家族ではない)

「We’re like a pro sports team, not a kids recreational team.」 (我々はプロスポーツチームのようなもので、子供の運動会ではない)

まさに、「必要以上の仲良しこよしは不要」の体現。

Amazonも同様

Amazonも同様に、余計なチームビルディングを排除している。

先ほど紹介した「Two Pizza Team(ピザ2枚ルール)」

  • チームは10人以下
  • ピザ2枚で足りる人数に抑える
  • 小規模チームで意思決定を高速化

小規模チームは、コミュニケーションのラインを最小化し、官僚主義と意思決定のオーバーヘッドを削減する。

ジェフ・ベゾスは、大人数の会議を嫌い、「不要な会議を避ける」ことを徹底していた。ピザ2枚ルールの本質は「ミッション」と「自律性」。これらが揃っているチームがたくさんあると、それぞれのチームが課題に対してエンドツーエンドで取り組むことが可能になる。

つまり:

  • 役割が明確
  • 余計なコミュニケーション不要
  • 成果が出れば評価される

なぜNetflixとAmazonはチームビルディング不要なのか?

理由はシンプル:

  1. 業界最高水準の給料を出してる
    • Netflix: 社員に他社の面接を受けることすら推奨
    • Amazon: 成果主義で給与決定
  2. 成果が出なければ即解雇
    • 「感情で繋ぎ止める」必要がゼロ
    • ダメなら切る、優秀なら残る
  3. 役割と責任が超明確
    • Netflix: 休暇規定なし(自分で判断)、経費承認プロセスなし、上司の許可を得る必要なし
    • Amazon: Two Pizza Teamで意思決定高速化

つまり、「給料で釣れる + 評価明確 + 役割明確」が揃えば、チームビルディングなんて必要ない

これが成功した企業の到達点。

逆に言えば、チームビルディングを“強制”してる会社は、まだ給料で勝負できてない証拠かもしれない。

欧米を例にメンバーシップ型とジョブ型の違い

なぜ日本だけ、こんなにチームビルディングが多いのか?

答えは「雇用制度」にある。

日本(メンバーシップ型)

特徴結果
解雇がほぼ不可能(法律で超保護)一度入れたら切れない
給料は年功序列(若手に金出せない)優秀な若手を正当に評価できない
評価が曖昧数字で測れない

だから

  • 一度入れたら切れない + 給料安い
  • → 感情で繋ぎ止めるしかない
  • → チームビルディング必須

米国(ジョブ型)

特徴結果
解雇が超簡単(Layoff日常)ダメならすぐクビ
給料は市場価値(25歳で2000万も普通)優秀な人は高給で確保
評価は成果のみ数字で全て決まる

だから

  • ダメならクビ + 給料高い
  • → 感情で繋ぎ止める必要ゼロ
  • → チームビルディングほぼ存在しない

フリーランス(日本国内でも)

特徴結果
契約終われば即終了解雇規制関係ない
報酬は成果物市場レート
評価は納品物のみ人間性とか知らん

だから

  • 契約書が全て
  • → 感情とか居場所感とか知らん
  • → チームビルディング = 完全に意味不明

俺がチームビルディングを「気持ち悪い」と感じるのは、フリーランスという立場だからこそ、構造が丸見えになってるだけだった。

日本企業の本音:「ダメだけど、いないよりマシ」

ここで、もう一つ重要な疑問がある。

「ダメな人なら、辞めてもらった方が助かるのでは?」

普通に考えたら、そうだ。でも日本企業は違う。

ある中堅社員の話

正直、パフォーマンスは微妙。でも正社員だから簡単にはクビにできない。

企業の思考プロセス:

  1. 「だめだこいつ…」(本音)
  2. 「でも、辞めたら仕事が回らない。いないよりマシか」(妥協)
  3. 「新卒育てるのに500万、中途採用も同じくらいかかるしな」(コスト計算)
  4. 「下手に扱い酷くしたら、社内の空気悪くなるし…」(リスク回避)
  5. 「うん。仲良くするのが一番だな!」(結論)

チームビルディング開催

つまり、チームビルディングの真の目的

「ダメな人を愛で包んで、せめて機嫌よく働いてもらう」

これが、解雇規制と採用コストに縛られた日本企業の生存戦略。

状況日本企業の対応フリーランスならダメな人がいるクビにできない → 仲良くする契約終了 → 次の人辞められたら困るチームビルディングで繋ぎ止め別に困らない採用コスト高いだから辞めさせたくない関係ない

フリーランスから見たら「意味不明」だけど、正社員中心の日本企業にとっては「合理的な選択」なんだ。

だからこそ、日本企業はチームビルディングをやめられない。

チームビルディングの今後。AIでパラダイムシフトが起きてる!?

さて、ここまで見てきた「チームビルディング = 給料の穴埋め策」理論。

2025年以降、この構造が一気に崩れる可能性がある。

理由は「AI」だ。

AIが変える労働市場の構造

2024年から始まったAIブーム(ChatGPT、Claude、Cursor)で、すでに起きている変化:

プログラミングの自動化

  • GitHub Copilot、Cursor で平均生産性2-3倍
  • 「コード書けるだけのエンジニア」が不要に

デザイン・ライティングの自動化

  • Midjourney、Figma AI で誰でもデザイナー
  • 「それなりのクリエイター」が淘汰される

事務・経理の完全自動化

  • RPA + AI で人間の作業ゼロ
  • 「言われたことだけやる人」が完全消滅

つまり、『中程度のスキル』が一気に無価値になる。

企業の採用戦略が激変する

AIが普及すると、企業は気づく:

「あれ? 100人雇うより、AIを操れる超優秀な10人雇った方が安くね?」

具体例(すでに起きてる):

企業従業員数売上1人あたり売上
OpenAI1,500人30億ドル200万ドル(2.8億円)
Midjourney11人2億ドル1818万ドル(25億円)
Meta(比較)86,482人1340億ドル155万ドル(2.2億円)

少数精鋭の方が圧倒的に効率いい

逆に、メガベンチャーは大量レイオフ:

  • Meta: 2.1万人削減
  • Google: 1.2万人削減
  • Amazon: 2.7万人削減
  • Microsoft: 1万人削減

するとどうなるか?

企業の選択肢は2つ:

A. 100人 × 年収600万 = 6億円

  • 中程度のスキル人材を大量に雇う
  • でもすぐ辞める → チームビルディングで繋ぎ止める
  • AI時代、生産性低すぎて競争に負ける

B. 10人 × 年収2000万 = 2億円

  • AIを使いこなせる超優秀層だけ厳選
  • 高給だから辞めない
  • チームビルディング不要
  • 生産性は10倍以上
  • しかも余計なコミュニケーションコストが激減

なぜコミュニケーションコストが減るのか?

1. 人数が減るから物理的に減る

  • 100人の組織:コミュニケーションの組み合わせ4,950通り
  • 10人の組織:45通り
  • 110分の1に激減

2. 優秀な人だけだから、無駄な確認が消える

  • 「これ、どうすればいいですか?」→ ゼロ
  • 「あの人、何やってるかわからない」→ 消滅
  • 「空気読んで察してください」→ 不要

3. AIが仲介するから、人間同士で話す必要が減る

  • わからないことは即AIに聞く
  • 非同期コミュニケーションが基本
  • 「今、ちょっといいですか?」が消える

つまり、

  • 人件費:6億円 → 2億円(4億円削減)
  • コミュニケーションコスト:莫大 → ほぼゼロ
  • チームビルディングコスト:数百万 → ゼロ

どう考えてもBが勝つ。

「正社員なのに実質ジョブ型」が実現する

ここが重要なポイント。

日本の解雇規制はそのままでも、AI時代は経済合理性で自然とジョブ型になる。

なぜなら:

  1. 企業は「超優秀な人」しか雇わなくなる
  2. その人たちには年収1500-2000万出せる(人数少ないから)
  3. 高給 = 辞めない = チームビルディング不要
  4. 役割も成果も超明確(AIで測定可能)

つまり、解雇規制は残ったまま、実質的にジョブ型に移行する。

プログラミングだけじゃない。デザイン、マーケ、営業、経理……全職種で同じことが起きる。

すでに意識は変わり始めてる

実は、若い世代、特に優秀層ほど、もう気づいてる。

東大生の意識調査(2020年、東大新聞 × NewsPicks):

  • 「ジョブ型雇用が好ましい」: 55.6%
  • 「メンバーシップ型が好ましい」: 44.4%

過半数が、終身雇用・年功序列を拒否している。

さらに、

  • 「安定より挑戦が重要」: 49.5%
  • 「安定が重要」: 27.7%

つまり、日本の最優秀層は、すでにメンバーシップ型を見限ってる。

なぜ優秀な若者はジョブ型を求めるのか?

東大生がコンサル業界を志望する理由(同調査より):

  • 「能力があれば相応の収入を約束され、転職もしやすい」
  • 「自己の成長の機会がある」
  • 「いろいろな業界に携われる」

これ、完全に「市場価値を高めて次のキャリアに繋げる」思考

東大新聞OBの衛藤健さん(JX通信社執行役員)はこう語る:

「多くの東大生が目指すのは、同じ大企業で一生安泰という意味での『安定』ではなく、ジョブ型雇用における『新たな安定』です」

つまり、

  • 一つの会社に依存するのは「リスク」
  • 転職できるスキルを持つのが「安定」

この価値観の変化は東大生だけじゃない。

リクルートワークス研究所調査(2022年):

  • 10年以内に退職を考えている若手社員: 約74%
  • 今の会社に20年以上勤めたい: 約26%

終身雇用はもう、幻想になってる。

実際、東大生の就職先ランキング(2023年)を見ると:

  1. EYストラテジー・アンド・コンサルティング
  2. アクセンチュア
  3. アビームコンサルティング

上位3社、全部コンサル(=実質ジョブ型)。

旧財閥系の銀行や大手メーカー(=メンバーシップ型)は激減している。

2つの未来

パターンA: これから成長する企業(少数精鋭 + 高給 + AI活用)

  • 年収1500-2000万で超優秀層を10人厳選
  • AIで生産性10倍
  • チームビルディング? 知らん、成果出せばいい
  • 実質ジョブ型、でも解雇規制はそのまま
  • 優秀な若者が殺到
  • → AI時代に成長し続ける

パターンB: 時代に取り残される企業(大量採用 + 安月給 + チームビルディング)

  • 年収600万で「それなり」の人を100人雇う
  • AI使えない → 生産性低い
  • すぐ辞める(74%が10年以内退職) → チームビルディングで繋ぎ止め
  • 優秀な若者は誰も来ない
  • → 徐々に競争力を失う

結論

AIが本格化すると、『少数精鋭 + 高給 + 成果主義』が唯一の正解になる。

しかも、優秀な若者はすでにそれに気づいてる:

  • 東大生の55.6%がジョブ型を支持
  • 若手社員の74%が10年以内に退職予定

つまり、俺が最初から言ってた理想の世界「役割明確・評価明確・給料明確で余計なことはいらない」これが、AIと若者の意識変化によって、強制的に実現される。

チームビルディング? もう本当に、いらなくなる。

というか、チームビルディングにコスト割いてる会社は、AI時代に生き残れない。

優秀な人材は誰も来ないし、来ても74%が10年以内に辞める。

そして最終的に、メンバーシップ型に固執した企業だけが取り残される。

最後に:これは本当に良いことなのか?

ここまで、「チームビルディングは不要」「AI時代はジョブ型が正解」と語ってきた。

でも、最後に一つだけ問いたい。

これは本当に良いことなのか?

仕事は人生の「一部」であるべき

仕事というのは人生の全てではなく、人生の一部である。

にも関わらず、仲間意識を半強制的に強要され、飲み会や運動会に参加しないと「協調性がない」と言われる

これより、

  • 定時で帰って家族と過ごす
  • 趣味に没頭する
  • 友人と飲みに行く

こっちの方が、よっぽど健全じゃないだろうか?

AI時代のジョブ型雇用は、「会社に人生を捧げる」から解放してくれる可能性がある。

しかし、実力主義と成果主義の分断が進む

一方で、AI時代のジョブ型雇用は、新たな分断を生み出すかもしれない。

  • 年収2000万の超優秀層
  • 年収600万の普通層
  • AIに仕事を奪われた失業者

この格差は、今まで以上に広がる。

終身雇用・年功序列は非効率だったが、ある意味で「みんなで支え合う」仕組みでもあった。

それが崩壊した先に待つのは、完全な実力主義の世界。

成果を出せない人間は容赦なく切り捨てられる。

これが本当に「良い社会」なのか。

結局、これらがもたらすものが良いのか悪いのかは、神のみぞ知る。

ただ一つ言えるのは、時代は確実に変わっているということだ。

あなたはどう生きますか?

【追記】

この記事はフリーランスエンジニアの筆者が、自身の経験と公開データ、そして2025年のAI動向に基づいて書いた考察です。

もし「あ、ウチの会社まだチームビルディングやってるわ…」って思ったら、今のうちに転職した方がいいかもしれません。

AI時代、生き残るのは「少数精鋭 + 高給 + 成果主義」の企業だけです。

あなたの会社はどっち側ですか?

【参考文献】

  • 東大新聞 × NewsPicks「東大生の就職意識調査」(2020年)
  • リクルートワークス研究所「若手社員の意識調査」(2022年)
  • AERA「東大生はなぜコンサルを目指すのか」(2024年10月21日号)
  • Netflix公式「Culture Memo」: https://jobs.netflix.com/culture
  • AWS公式「Amazon’s Two Pizza Teams」
  • パティ・マッコード著『NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く』
  • リード・ヘイスティングス、エリン・メイヤー著『NO RULES 世界一「自由」な会社、NETFLIX』

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